
千葉県浦安市で美容師をしている佐藤高志です!

美容師歴19年
集客サイトなどを一切使用しないで、年間2500人近くの髪を担当
その内半数は40代。30〜50代が80%以上のお客様
40代のお客様をメインに白髪、ボリューム、似合わせ、お手入れのしやすさなどの悩みを日々解消しています。
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【40代女性へ】髪の悩みを解消し、カンタンお手入れ、マイナス5歳ヘアになる情報
新型コロナウィルスの影響でなかなか美容室に行けない、行きづらい方はまだ多いと思います。
実際に来店されても1度ホームカラーをしていたり、「家で染めてもいいか」などの問い合わせがあったりします。
よくお客様には説明させて頂くのですが、生え際くらいならいいですとはお答えします。
ですが、なるべくホームカラーはしない方がいいです。
根元にしっかりためて塗る、又は毛先まで染めるのであればなるべくホームカラーは避けた方がいいです!
なぜかを解説していきます。
目次
【ホームカラー】と【サロンカラー】との違いは何か?

カラー剤は、1剤2剤を混ぜ合わせて発色するのですが、そこはホームカラーも一緒です。
ですがサロンカラーとの大きな違いは、
黒い根元の髪と、既に染めてある毛先の髪とで美容室では塗り分けをしていることが多いですがホームカラーではできません。
なぜ塗り分けないといけないか?
根元と毛先ではダメージレベルが違うので、毛先には弱い薬を使って塗り分けていかないと髪が傷んでしまいます。
ホームカラーの場合は、基本的には根元の黒い髪を染めることを目的に作られている商品が多いため塗り分けることができません。
それ以外の毛先まで染めるデメリット
髪に残留している色素の問題です。

一見染めて1ヶ月以上経つと色が抜けきっている茶色のように感じますが、実際には色素は残っています。
白髪が生えている方だとよく分かると思うのですが、白髪の毛の毛先を見たときに真っ白になっている髪の毛はないですよね?(もちろん明るく染めていれば別ですが)
特に白髪が気になってお家で染めている方は中間〜毛先が黒くなってことが多いです。
ホームカラーは根元を染めることが目的のカラー剤なので色素量が多く入っています。
サロンカラーでも毛先まで染める時は色素量をコントロールして染めているので、ホームカラーを重ねていけばどんどん毛先は暗い色に仕上がってしまいます。
【ホームカラー】と【サロンカラー】1剤の違い

1剤とは色素(色味)です。
サロンカラーもホームカラーもカラーチャート(色見本)がありますが、見比べてみるとわかりますが色味の幅が違います。
ホームカラーは誰が染めても失敗しづらいようにできているので色味の幅が狭いです。
(赤とかピンクなど、染めた後に「〇〇色だ!」と認識されづらい色味ということです)
あとは、よく美容室で染めたときに刺激臭があると思いますが(最近はかなり抑えられている)それのことです。
サロンカラーは、『アンモニア』がアルカリ剤なのでどうしても刺激臭がでてしまいます。
ですが刺激臭がある=揮発させているということなので、髪の毛に残留しづらいようにできています。
一方、ホームカラーはお家で染めることが目的なので匂いをかなり抑えています。
(お風呂など密閉空間で染める人もいるとは思いますが、刺激臭はあまりないですよね)
ホームカラーでは『アンモニア』ではなく『モノエタノールアミン』というアルカリ剤を使っています。
実はそれこそが一番厄介で、かなり髪の毛に残留してしまいます。
残留すると何がよくないか?
髪に残り続けることで、知らない間にダメージにつながってしまいます。
あとは、もし縮毛矯正やパーマをかけることがあれば(特に縮毛矯正)残留しているアルカリ剤で過剰反応してしまうことがあります。
なのでもし初めて行く美容室でそのことを伝えないと、矯正したのにチリついてしまうなんてこともありますので注意が必要です。
【ホームカラー】と【サロンカラー】2剤の違い
2剤とは過酸化水素です。
ホームカラーもサロンカラーも2剤は基本的には同じです。
ですが、最初にお伝えしましたがもしご自宅で染める際に地肌につけてカラーリングをすることがあれば注意が必要です!
理由は、
・過酸化水素の影響で白髪が増える
・髪のダメージが増える
詳しくはコチラの記事に詳しくまとめていますのでご覧ください👇
【ホームカラー】と【サロンカラー】の違いとは?まとめ
ホームカラーは家でお手軽にできるからといってメリットだけではありません。
デメリットもたくさんあるので、もしホームカラーをされる際は必要最低限な部分だけ地肌につけないで染めることをオススメします。
今の美容室に満足していない、美容室を探している方はぜひ1度お越しください!