千葉県浦安市で美容師をしている佐藤高志です!
美容師歴19年
集客サイトなどを一切使用しないで、年間2500人近くの髪を担当
その内半数は40代。30〜50代が80%以上のお客様
40代のお客様をメインに白髪、ボリューム、似合わせ、お手入れのしやすさなどの悩みを日々解消しています。
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【40代女性へ】髪の悩みを解消し、カンタンお手入れ、マイナス5歳ヘアになる情報
エイジングケアについて調べると【活性酸素】というキーワードは絶対にでてきます。
髪の毛に対して活性酸素はどう影響してくるのか??
以前の記事で【白髪染めをすると白髪が増える!?白髪の原因、仕組みを詳しく解説!】
こちらでもご紹介しましたが、白髪の原因には活性酸素が影響しているという内容です。
その中で今回は活性酸素の種類や活性酸素が髪の毛にどう影響するのかなどをもう少し詳しく解説していきます!
目次
活性酸素とは??
なんとなく聞いたことはあっても酸素と何が違うのでしょうか?
活性酸素は”酸素よりも酸化力が強い”酸素のことです!
髪の毛とも関係がある活性酸素は、強い酸化力で体内の物質を酸化させてしまいます。
簡単にいうと、鉄は時間が経つと錆びていきますが、髪や体でも活性酸素の影響で同じようなことが起きています。
これが老化の原因です。
活性酸素は全ての老化現象の原因になっています!
活性酸素は体に有害ですが、体内のウイルスや細菌などを除去してくれる作用があるので人間にとって必要なものです。
が、逆をいえばウイルスを除去するくらい有害なものです。
活性酸素とは酸素の中で、攻撃的になった酸素のこと!
活性酸素の種類とは??
大きく分けて4種類。
スーパーオキシドアニオンラジカル、過酸化水素、一重項酸素、ヒドロキシラジカル、があります。
正直、この名称を効くだけだと???になるのでポイントで説明します!
スーパーオキシドアニオンラジカル→(紫外線の影響で)→一重項酸素に変化
過酸化水素→(鉄や銅などの金属イオンの影響で)→ヒドロキシラジカルに変化
毒性の強さではヒドロキシラジカルが1番強いのですが、美容室で絶対に必要な活性酸素の過酸化水素について説明していきます!
過酸化水素は、カラーリングやパーマにも使われる美容室ではよく使う薬です。
他の活性酸素に比べて過酸化水素は反応が弱いのが特徴です。
美容施術の過酸化水素を誤飲することはまずないので、そのまま体内に入ってヒドロキシラジカルになるとは考えにくいですが、徐々に毛根に蓄積されることで白髪の原因になる可能性があります。
活性酸素の種類と有効な抗酸化物質
・スーパーオキシドアニオンラジカル
他の活性酸素に比べると酸化活性はそれほど高くありません。
体内に存在するスーパーオキシドディスムターゼ(SOD)という抗酸化酵素で還元され過酸化水素となります。
SODは、もともと体内で作ることのできる酵素ですが、一生のうちに体内で作られるSOD酵素の量は決まっているので年齢と共に体の中から減っていきます。
・過酸化水素
鉄イオン存在下で、ヒドロキシラジカルへと変化します。
過酸化水素も体内で発生するものですので、抗酸化酵素のカタラーゼやペルオキシターゼによって水と酸素に分解されます。
過酸化水素はカラーリングの2剤に使用されています。
カラーリングの後は過酸化水素が頭皮や髪に残りやすく、そのままにしておくとヒドロキシラジカルに変わる可能性があります。
そうなると、頭皮の細胞を攻撃してしまうので、白髪や抜け毛、他にも頭皮の炎症やにおいの原因になってしまいます。
・ヒドロキシラジカル
過酸化水素から鉄や銅などの金属イオンが触媒となって変化する、または、酸素分子から紫外線によって生成される活性酸素です。
活性酸素の存在時間はわずか100万分の1秒と短いのですが、活性酸素の中でも最も活性が高いことで体内のタンパク質、脂質、DNAなどを酸化させ、がん細胞の発生や老化、様々な生活習慣病の原因となっています。
ヒドロキシラジカルに効く抗酸化酵素はありません。
体内で作られるグルタチオン、R-αリポ酸、コエンザイムQ10等の抗酸化物質によってヒドロキシラジカルは無くなります。
・一重項酸素
酸素分子から紫外線によって生成します。
一重項酸素は強い活性酸素なので脂質を酸化するだけでなく、肌に影響するコラーゲンタンパク質を酸化するため、しわの原因にもなります。
抗酸化物質としてはアスタキサンチンが有効です!
活性酸素を減らす方法
では活性酸素を減らす方法をいくつかご紹介していきます!
・抗酸化剤
抗酸化剤には大きく分けて2種類、抗酸化酵素と抗酸化物質です。
活性酸素を分解することのできる酵素は
SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)、カタラーゼ、グルタチオン・パーオキシダーゼ、G-6-P-Dの4種類。
低分子抗酸化剤は食事で取り入れても有効
食べ物で抗酸化物を取り入れるなら、低分子の抗酸化剤です!
特に代表的な低分子の抗酸化剤がビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンB2、ポリフェノール、フラボノイド、カロチン、カテキンです。
これらを多く含むものが、緑黄色野菜です。
・過酸化水素を減らす方法としてカタラーゼ酵素
カタラーゼ酵素は過酸化水素を酸素と水に分して無害化する機能を持っています。
カラーリングやパーマをした後、時間の経過とともに髪がどんどん傷んできたという経験をしたことはありますか??
全てではないですが、それも活性酸素が原因の1つです。
最近はヘアケア商品にカタラーゼ酵素が配合されています。
(サロンワークではこちらで活性酸素を除去しています)
・白髪用サプリメント
エイジングケアで様々な活性酸素除去のサプリメントがあります。
白髪対策に必要な栄養をしっかりとることができます。
・大豆イソフラボン化粧水を使う
大豆には高分子の抗酸化酵素のSODやカタラーゼは入っていませんが、ポリフェノールを多く含んでいます。ポリフェノールは低分子の抗酸化物質です!
顔や肌に塗るのは普通ですが、カラーリング後の活性酸素を取り除くためにも髪の毛や頭皮に付けても大丈夫です!
老化の原因の【活性酸素】で白髪が増える?実際に髪の毛への影響は?まとめ
エイジングケアで絶対にでるキーワードの活性酸素。
白髪の原因はこちらにまとめていますが、
活性酸素はなるべく除去したほうが良いです!
すぐに始められることからスタートしていけば白髪予防になっていきますのでぜひ取り入れてみて下さい!
今の美容室に満足していない、美容室を探している方はぜひ1度お越しください!